2008年8月26日火曜日

沖縄出張(老朽化したデッキの改修とリース)

真夏の沖縄に出張してきました。


今回は某所の老朽化したボードウォークの改修依頼です。
2年前に設計施工させていただいた「浜川漁港ボードウォーク」の評判が良いようで、
また、弊社独自の「リバースデッキ工法」「グローイングアップリース」に施主様が興味を抱いて下さったそうです。

この「リバースデッキ工法」は、老朽化したデッキを改修する際に、既設の木材を原料として再生木材を製造し、現地に戻すといった究極の地産地消のビジネスモデルです。
(詳細はwebsight http://www.sai-sai.net/baseplan/rebirthdeck/index.html



また「グローイングアップリース」は、従来、工事発注されていた外構施設を10年のリースで整備するというもので、10年後の改修の際、資材を産廃処理をせず、再資源化するという「地球にゴミを残さない」ビジネスモデルです。

資源の少ない日本の縮図が沖縄なのではないでしょうか。
弊社では、単純にエコ素材を扱うだけではなく、創りだした製品が資源として受け継がれる製品、技術の開発を行っております。
沖縄の厳しい自然環境の下でも期待寿命を全うし、そして再度、資源として蘇る。

そんな提案を続けて行きます。
http://www.sai-sai.net/protestad2/index.html




前の記事(リバースウッド施工要領)には、写真の浜川漁港施工時の動画を掲載しております。
この施設は、平成22年のオープンに向け、北谷町が先進の運営形態を企画し事業を進めておられます。

北谷町フィッシャリーナ事業HP
http://www.chatan.jp/project/fisharea/top_page.html#top

新しい沖縄の姿に期待しましょう。


2008年8月18日月曜日

リバースウッドデッキシステム施工要領ビデオ(PV)



沖縄県北谷町(ちゃたんちょう)に平成18年度に施工した約2,400㎡のボードウォークです。
リバースウッドデッキシステム標準仕様、沿岸仕様をスペックしています。

このPVは現場の様子と施工方法を紹介したものです。
現場の職長が自ら編集し、現場が終わる時に贈ってくれました。

施工時期は7,8月。
夏の沖縄の紫外線はもの凄いものがありましたが、現場には心地よい風が吹き抜け、
夜は気の合った仲間達と泡盛(シマー)で体を癒し、沖縄の虜になってしまいました。

沖縄の海際でも何のトラブルもなく、まさにメンテナンスフリーを実現したボードウォークです。
sai-BRANDの代表事例となりました。


2008年8月11日月曜日

ご挨拶




この度、webサイトではお伝えしきれないリアルタイムの情報を

本ブログでお伝えさせていただくこととしました。

私達、sai-BRANDの目指すフィールド、思考を

お伝えできれば幸いです。

平成20年8月

saiグループの代表的な設計・施工例
【沖縄県北谷町 浜川漁港ボードウォーク】













■sai-BRAND本部■
〒134-0091
東京都江戸川区船堀3-5-26Tガーデンスクエア2階
tel:03-5879-5360 fax:5879-5361
株式会社堀建商sai事業部

■sai近畿■
〒663-8179
兵庫県西宮市甲子園九番町13-25
興生建設株式会社sai事業部
tel:0798-48-3450 fax:0798-41-4665

ご意見、ご質問等は、 info@sai-sai.net までお願い致します。

某マリーナ様 デッキ&シェルターパーゴラ(東京都)



【提案したイメージパース】
【完成写真】

東京都内にある某マリーナ様より、マリーナ内の一番景色の良い場所へ休憩施設を提案してくれるようオファーがあったのが今春5月のことでした。

この仕事を営業してきたのは弊社Hマネージャー。
前職で、このマリーナの桟橋工事を提案し、実現した実績を持っていました。
オファーを受けた時から既に完成引渡しの期日が7/26とされ、しかも2社のコンペです。

早速、マリーナでGWに開催されたイベントに参加し、ボート、ヨットのオーナーさん達が実際にどのような使い方をするのかを把握し、早速、社内でブレストを行い、イメージを作成しました。

Hマネージャーの努力により、コンペに勝ち、そこから測量、詳細設計、地盤改良、基礎工事、デッキ工事、シェルター工事と目が回るような日々が過ぎました。


写真のデッキはリバースウッド(再生木材)で、しっかりとした設計、施工を行えば、メンテナンスの必要はありません。
天然木材は紫外線による劣化で、施工後、半年もすれば灰色に変色しますが、この材料は色落ちもほとんどありません。
天然木の退色(灰色)も、私自身は好きですが、メンテナンスに手が回しにくい業種には再生木材の方が良いのではないでしょうか?

写真のシェルターの素材は東京ドームの屋根と同じ素材で、防火性能のみならず光触媒技術を採用しており、強く、美しいという機能を持ちます。


竣工、引渡しを期限内に終え、7/27には無事にデッキ竣工祝いのイベントが開催されました。
私達もイベント当日は、オーナーさん方に素麺や飲み物をお配りする露天商に転身し、オーナーさん方々に「いいものできたね」「ここは本当に涼しいね」等と直接感想を聞かせていただきました。
前職では公共事業が多く、エンドユーザーの声を聞く機会には恵まれませんでした。

「本当に望まれるものを望まれるように造る」

言葉にすると簡単ですが、そこには予算、工期、資材、デザイン、天候etc..様々な要素が絡み合い、最終的にひとつの形になり、そこに全てが結実されます。
そんな建設業では当たり前のことを再度、元請という立場で認識させていただきました。

某マリーナ様、こんな機会を与えていただき、ありがとうございました。

心を込めて「刻印」を





公園などを歩いているとベンチやパーゴラにメーカーの名前が入ったアルミプレートが取り付けられているのをよく見かけます。
規格のベンチやパーゴラ、フェンス等の新作が出来つつあるのでsai-BRANDでも何かマークを入れることを考えていました。

他と同じことをしても意味がないなぁ・・・
と考えていたところ、ふと「焼印はどうだ!」とアイディアが浮かびました。

早速専門店にオーダーをし、先週、品物が届きました。
ハンダゴテの先端に真鍮製のロゴマークが取り付けられています。
通電すると、10分程度で真鍮のヘッドに熱が伝わり、あとは部材に押し付けるだけ。
早速、サンプル部材に押しまくり、刻印の練習をしました。

当分の間は、自分達で設計施工をしたものだけに刻印することにしますが、
この「刻印」という単語の響き、何故か非常に好きなのです。

目立つ箇所でなく、逆に目立たぬ場所に、竣工日の前日くらいにペタンと押したい。
心を込めて・・・

「オフテリア」とは?




我々の設計、生産する製品の市場は、一般的に「エクステリア」と呼ばれています。
エクステリアとは“外側や外観”の意。
対義語はインテリア。

しかし、「エクステリア」って何だか硬い感じを受けませんか?
確かにインテリア製品に比べ、屋外で耐久性が求められる外構製品は、金属製品が多かったり・・・硬いイメージがあります。
どちらかというとユーザー志向というより、メーカー志向の製品が多いような気がします。

そこで、私達は、製品の性能はもちろんのこと、「もっとユーザー志向の製品開発を行いたい」との意思から、その設計、製品化、販売方法まで見直し、「オフテリア」という新しい事業フィールドを創造(想像?)しました。

「オフ」は「オン」の対義語です。
「オン」は現代社会において仕事を指すことが多いのですが、「オフ」は仕事を外れた「暮らし」とでもいいましょうか、「オフテリア」はそんな市場にしていけたらと考えています。

ユーザーの皆様が、室内のインテリアにこだわりを持ち選ぶのと同じように、外構製品もこだわりを持って選べる製品をつくりたい。
素材、安全性、メンテナンス性、価格、リサイクル性・・・
要素を挙げるとキリがありませんが、sai-BRANDの下、オフテリアという新しいフィールドを築いて行きたいと考えています。
※写真は1本脚で立つ「モノ・パーゴラ」。
 パーゴラは藤棚の欧米版。植物を茂らすならこんな形状でも十分です。
 1本でもその機能を持ち、複数を整列させると普通のパーゴラにもなります。
 私達の「オフテリア」の第一歩となったプロダクトです。


※ここでいう「私達」とはsaiの立ち上げに力を貸してくれた前職の同僚。
 彼も今では独立し、㈱グリーニングワークスという会社を立ち上げています。
http://greeningworks.com/
 「オフテリア」を推進する仲間です。

創石(コンクリート擬岩)



創石(そうせき)は、コンクリート擬岩(石)です。
天然石からシリコンで型を取り、コンクリートを成形します。
塗料を使わず、科学変化で着色するため、表面に塗膜を形成せず、岩肌に水が染み込みます。
そのため、自然で美しい濡れ色が演出できるだけでなく、緑化基板としても活用することができます。
岩肌にもよりますが、平均的な岩の厚みは50~100mm程度となり、一般的なトン石を作った場合、30kg程度の重量となります。
屋上緑化やビオトープ、ランドスケープ等、幅広い用途が広がります。
saiは、本製品の開発元の㈱日本石創さんと共に本製品の企画、設計、販売、施工を行っております。
お問合せはinfo@sai-sai.net まで。

サイ・トイレ(ボックス式トイレ)



トイレは現代人にとって、唯一のプライベート空間と言っても過言ではない時代です。 サイ・トイレは、公共の場において、現代人のプライベート空間に安全性と快適性をご提供致します。
あなたの街の安全・快適空間の演出にサイ・トイレを!

・高強度コンクリート(40N/㎡)のボックス式
 →現場での工事期間が短い
・ユニット構造
 →男性用、女性用、男女兼用、多目的用を自由に組み合わせ
・最新のバリアフリー設計
→電動車椅子対応(間口、回転半径)

※老朽化した公衆トイレのリニューアルにも最適です。
 お問合せはinfo@sai-sai.net まで。

保育園屋上デッキ(横浜市)



木をふんだんに設計に取り入れているこの保育園。
子供達が裸足で園舎を走り回れる教育方針がすばらしい。
「夏には2階のテラスに組立式のプールを設置するのだが、普段から食育等で使える空間にしたい」という園長先生の希望により、平成20年6月に70㎡のデッキを施工することになりました。
子供用プールとはいえ、水は1m×1m×1mの大きさで1tもの重量になります。
この荷重を想定し、プールを設置する箇所の下地にはしっかりと補強を入れています。
また、写真のようにサッシはバリアフリーサッシが採用されており、床面とのクリアランスが50mm程度しかありません。
ここで、弊社のマル秘工法を導入。
写真の通り、きれいに仕上がり、園長先生からは、「以前からあった感覚。全く違和感がない」とご評価を頂きました。

園長先生、忙しさにかまけて、まだ、ひとつご提案しなければならないお約束がありましたね。
もう少し、お時間を下さいね・・・

幼稚園プールサイドデッキ(横浜市)






平成20年5月、プール開きを前にデッキが完成しました。
もとは天然木(杉材)が使用されていましたが、棘(トゲ)、腐朽などが発生し、危険防止のために人工芝が敷かれていた箇所をリバースウッドに貼り替えました。
リバースウッドは、木粉とプラスチック(PP)を原料としたハイブリッド木材です。
木を200μまで粉砕して使用するため、トゲやささくれが発生しない「安全」な材料です。
もちろん原料となる木材、プラスチックはリサイクル資源で、エコマークのみならず、JIS A 5741 (木材・プラスチック再生複合材)を認証取得しています。
園児達の笑顔が広がる空間になってくれればと思います。