2010年5月11日火曜日

専用ビス:どりどり君(DR6-45)改良につきまして

リバースウッドデッキシステムは、今年7月にいくつかの仕様変更を行います。

本日は標準仕様ビス仕上に使用する専用ビス「どりどり君:DR6-45」の進捗状況をご紹介します。
写真の上:現行モデル 下:新型モデルとなります。

改良根拠は以下の通りです。

1.ねじ山ピッチの変更
・・・根太にt1.6mmの鋼板を使用しているため、引き抜き強度の向上を図るとともに、ネジ山や根太の切削面への負荷を低減する。

2.刃先の形状変更
・・・刃先の形状を鋭角にすることにより、切削初期のビスの安定度が高まり、施工スピードを大幅に向上させる。

3.防錆性能と塗装の相性
・・・SUS410はマルテンサイト系(磁性)のステンレスで、強度を上げるために焼き入れができるのが特徴ですが、それゆえに防錆を施す必要があります。

現行モデルはディスゴ処理(クロムフリー超薄膜型高耐食性表面処理)を施していますが、ビス頭への焼付塗装が剥げやすいというデメリットがあります。(塗装の乗りが悪い)
一方、新モデルはラフレ処理(超薄膜高耐食合金コーティング)を採用しました。
これにより、塗装の乗りが改善され、より環境にやさしく、品質の高い改良が可能となります。


早速、ZAM75*75 t2.3に下孔なしで、打ち込み試験を行いました。
現行品は、刃先が鈍角なため、回転をはじめても不安定なのに対し、新製品は刃が鋭角に立っているため、安定性が高く、インパクトドライバのトルクが「点」で伝わります。
その結果、ドリルスピードは1.5倍ほど向上したと実感しました。

これを証するのが次の写真です。
上が現行品による孔ですが、円周の外側が多少盛り上がっているのがわかります。

下の写真は新製品による孔です。
エッジが立ち、ネジ山がきっちり二山分トラックされているのが分かります。
根太にもビスにも無理なくトルクが伝わり、効率的に切削されている証拠です。

これらの結果から、この試作品をベースに、刃先寸法を多少変更したものを最終形にすることにしました。

この改良をサポートしてくれている株式会社ライテックの荒木氏(左)と菅原所長(右)です。
彼らの手によって、更なる良い製品として生まれ変わることでしょう。





2010年5月6日木曜日

敦賀港訪問

GWに3月に竣工した敦賀港ボードウォーク改修工事の現場を見学に行きました。
完成した姿を「夜」に見るのは初めてでしたが、海際に設置された小型ライトがボードウォークの全長を表し、そのスケール感に感激しました。
旧敦賀港駅舎、レンガ歩道、芝生広場、時計台などが港町の雰囲気を漂わせています。

敦賀港を訪問した夜、そのまま敦賀市内に宿泊したかったのですが、市内のホテルはどこも満員・・・。
後から気付いたのですが「もんじゅ」の本格始動があったのですね。

歴史ある港湾や最新の原子力発電所を弄する敦賀。
昔と変わらず北陸に、関西に、その要所となる敦賀の更なる発展を祈ります。